比喩法を身に着けて「なるほど」を引き出そう

こんにちは。Exrail開発本部の宮川です。
今回は、社内でのちょっとした気づきから始まった、比喩法についてのお話をお届けします。
きっかけは、部署間の伝わりづらさ
Exrailは現在10名ほどの小さなチームですが、開発・コンサル・データ分析室と、3つの部署があります。
人数は少なくても、分野が違えば言葉も違います。
「何を言っているのか分からないわけではないけど、なぜそう考えるのかがピンとこない」というすれ違いが、日常の中でたまに起こります。
そういった伝わりづらさを乗り越えるヒントが、比喩法にありました。
比喩法って何?
比喩法とは、あるものごとを別のものにたとえて表現する方法のことです。
たとえば、以下は「太い」と伝える時の例です。
Aさんの腕は、樽のように太い。
ただ「太い」と言うよりも、より具体的で、相手の頭の中にイメージが浮かぶ言い方ですよね。
なぜ比喩法を使うのか?
一言で言えば「なるほど!」を引き出したいからです。
「なるほど!」を引き出すためにやりたいこと
- 専門的な内容を、噛み砕いて伝えたい
- 相手にイメージしてほしい
- 印象に残るようにしたい
以前、社内のコンサルの方が「要件定義」と「設計」の違いを「家づくり」にたとえて説明してくれたことがあります。
「基礎がしっかりしていないと、どんな立派な建物も崩れてしまう」
その言葉を聞いた瞬間「なるほど、だから設計が大事なんだ」と一気に全体像がつかめた感覚がありました。
実際に使ってみて感じた、比喩法の力
最近では社内でも比喩法を意識的に取り入れるようになりました。
実際に比喩法を意識して使ってみると、こういったメリットを感じています。
- 抽象的な話が、ぐっと具体的に伝わる
→ 難しい話でもイメージが湧きやすくなる
- 専門用語が“身近”になる
→ 他部署や非エンジニアにも説明しやすくなる
- イメージが残るので、話の記憶に残りやすい
→ 説得力や印象も自然と高まる
- 感情やニュアンスを込めて伝えられる
→ 単なる情報共有ではなく、共感を引き出せる
- 表現にユーモアやウィットが加わる
→ 難しい話も、堅苦しくなりすぎずに伝えられる
「なるほど!」と返ってきたときは、やっぱり手ごたえがあります。
そういう瞬間があると、いわゆる「ノッてる」状態になったり、その後の会話もスムーズに進む事が多いです。比喩法はちょっとした伝わりづらさをほぐすのにちょうどいいと感じています。
「この資料は読みにくい」より「迷路みたいで読みにくい」
「感情の起伏が激しい」より「ジェットコースターみたいに感情が上下する」
ちょっと言い方を変えるだけで、伝わり方がグッと変わります。
まとめ
Exrailでは、部署間で協力して問題解決に取り組んだり、別の部署の業務効率化に関わることがあるため、言葉の行き違いが起きやすい環境です。
だからこそ、伝え方を工夫するだけで、意見交換や連携がスムーズになることも多いと実感しています。
こうしたコミュニケーションの工夫を重ねながら、お互いに理解し合えるチームづくりを社員それぞれが意識しながら取り組んでいます。
以上、今回は比喩法を使った工夫についての話でした。
Exrailでは、こうした日々の工夫や小さな試みも大切にしながら、チームで成長していける仲間を探しています!
最後までお読みいただきありがとうございました。